テレワークと『家』の多様化

こんにちは。エフ・ベースの鈴木里恵です。

今日は3月14日。ここ数日急に気温が上がり桜もほぼ満開。一気に春めいてきました。

まだまだ収まらない新型コロナウィルスに加えてスギ花粉。外出を控えたい今日この頃です。

2年ほど前から、新型コロナウィルスの影響で世の中にテレワークが浸透し、エフ・ベースでも状況に応じてテレワークができる環境が整えられました。今まで私にとっての家とは、一日中外で仕事や勉強を頑張った家族が疲れを癒し、明日への活力を充電する場所。また、休日には趣味を楽しんだり家族団らんでリフレッシュする、仕事とは切り離された場所であったのですが、テレワークが日常になり、仕事をする場所という役割が増えたことで『家』の在り方を見直すきっかけになりました。また、仕事だけではなく「おうち時間」という言葉が定着するほど『家』の多様化も感じるようになりました。住まいであり、ワークスペースであり、作業場、遊び場、SNS配信用のスタジオ等々。『家』には色々な顔があります。

 


テレワークスペース

 

家でテレワークをする方のアンケートによると、「仕事のオンオフが難しい」「家族がいると集中できない」「IT環境が整っていない」などの意見は、厚生労働省の調査でもいつも上位に上がるデメリットの項目です。(下表参照)

これらを解決するために、テレワークスペースを作るためのリフォームをされた方は少なくないと思います。

エフ・ベースでも、昨年リフォームされた方が数名いらっしゃいます。

 

①子供部屋を家具で間仕切って、テレワーク用の部屋を作りました。

改修前

改修後

 

②2階のフリースペースに造り付けの机と、吹抜けには窓を設置し、開放的なテレワークスペースに。

改修前

改修後

フリースペースや子供部屋を大きめにしておくなど、新築時に敢えて間仕切らないプランにされた方は、お子様の成長や家族構成の変化だけでなく、こういった時代の流れにも容易に対応できると思います。

私は10数年前にマイホームを建てましたが、その時は数年後に間仕切工事などのリフォームは大変かなと思い、最初から部屋を分けました。子供たちが大きくなり、巣立つまであと数年となった今「物置部屋が増えるのだろうな。」と漠然と思っています。物置部屋兼時々テレワーク部屋でしょうか・・・使い道がある分だけ、マシな気がします。

間仕切り程度のリフォームでしたら、さほど時間もコストもかかりません。ご夫婦だけや単身の方、お子様が小さなとき等に新築をお考えの方は、最初から使い道を決めた部屋で構成するよりも、流動的なフリースペースとするのもお薦めです。10数年前には、これほど働き方や家の在り方が変化するなんて、思いもしませんでした。この先数年後はもっと『家』の在り方が変化するかもしれませんね。

テレワークのデメリットは他にも

テレワークのデメリットとして上がる上位の項目に「運動不足になる」ということも挙げられます。アンケート結果の項目としてはあまり見ませんが、私は「腰痛」も悩みの一つです。会社でデスクワークをしているだけでも運動不足なのに、家でテレワークの場合、通勤の為の移動がないのはもちろん、パソコンでの業務が主なので椅子から立ち上ることもほとんどありません。運動自体は空き時間に各自で心がけるしかないと思いますが、厚生労働省のホームページ中で腰痛予防のこんな記述を見つけました。

『立位、椅座位等において、同一姿勢を長時間取らないようにすること。具体的には、長時間の立位 作業では、片足を乗せておくことのできる足台や立位のまま腰部を乗せておくことのできる座面の高い椅子等を利用し、長時間の座位作業では、適宜、立位姿勢を取るように心がける。』

*厚生労働省HP【職場における腰痛予防対策指針及び解説】より抜粋

 

こんな予防対策の指針が出るくらい、腰痛は多くの方の悩みの種ですね。

解ってはいても集中しているとなかなか席を立てません。しかも家の中では気分転換もしにくいです。

例えば、四季折々の花が咲くお庭とか、好きなものが並んでいる飾り棚とか、ちょっとパソコン以外に視線を移せる場所や、軽く体を伸ばせる場所があると良いですね。DIYが得意な方は、立って使えるパソコンデスクや、先ほどの記述にあった座面の高い椅子や足台などを作ってみるのも良いですね。

おうち時間を楽しもう

多くの方の『お家時間」が増えてきた昨今、お料理やDIY、お庭造り、読書やDVD鑑賞、ゲーム等々、せっかく増えた『お家時間」を楽しんでいる方も多いと思います。何もしなくても落ち着く空間でゆったりとした時間を過ごすのも素敵ですね。

色々なことが多様化される今、身近な『家』から、どんな時も快適に過ごせる空間にしたいものです。

 

『暮らしの達人』は、エフ・ベースの住まい手様にもたくさんいらっしゃいます。

このホームページの中でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

https://fbase.jp/photogallery/

 

 

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お客様が健康で笑顔あふれる家づくりができるように、微力ながらお手伝いできたら嬉しいです。

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