敷地を読む
建物を計画する時、敷地を見に行きます。
住まいづくりは、その与えられた条件の中で、居心地のいい場所はどこかを見極める事から始めます。
日照確認
日当たりを確認し、冬の日射を取り入れ、夏の日差しを遮る。
冬の日射を取り入れる事で、室内を暖める事ができます。
夏の日射は屋根や庇を出す事によって遮ります。
ロケーション
景色が良いか、視線が抜けるか、近隣の視線を気にすることなく、窓を開け放つ事ができるか?
植栽で 季節の移ろいを楽しむ。
区画された一般的な住宅地では、特に近隣との関係を注意しながら進めることが大切です。
周辺環境や近隣との関係を視野に入れながら建てられています。
住宅地では、南面が空き地で日当たりが良くても、将来、建物が建つ可能性がある場合は検討をしておくことが大切です。
駐車場含めたアプローチ
駐車場のスペースを確保し、玄関へのアプローチはどうするか?
庭のスペースを確保して 木や草花を育てる。
建物廻りにメンテナンススペースを確保する。
配置計画
実際にご提案し採用された、配置計画です。
よくある分譲住宅地です。
敷地に平行に配置される事が多いですが、あえて斜めに配置をしています。
太陽の日射を受けやすくし、リビングから隣の家を見るのではなく、景色の良い方向を見られるように考え、庭が道路から見えなくなるので、窓を開けて、日が入り、プライバシーを保てるようになりました。
また、道路から玄関まで、ほど良いアプローチをとる事も出来ています。
近隣への配慮
住宅街を良く見ると、ハウスメーカーなどは、プランの規格やサイズが決められているので、敷地に対して、無理に配置してある場合があり、大きな窓が西に向いていたりしている家もあります。
大開口のサッシが西日を受け、いつもカーテンをしなくてはならず、、、。
また建物が高く、屋根が片流れになり、北側の土地に影を落としています。
出来る限り近隣の住宅にも配慮をして、屋根形状を検討していきたいと思います。
エフ・ベースは与えられた条件を整理し、敷地に適したプランを提案しています。