子供部屋つくる?つくらない?

家づくりを考え始めると迷う項目の一つだと思います。

 

エフ・ベースは、新築時にはつくらない方が良いと思っています。

なぜなのか。私の実体験を混ぜて考えていきましょう。

 

 

突然ですが私の家は5人家族です。
父、母、兄2人の末っ子として生まれました。

二階建ての一軒家の我が家ですが、兄妹分の部屋がありませんでした。
兄のように自分だけのスペースが欲しかった私は、4畳ほどの納戸の入り口に突っ張り棒で布をかけ、自分の部屋を作りました。

当時は“自分の部屋”への憧れが強くて、駄々をこねることが多々ありましたが、納戸の部屋に自分の好きなものを入れていくうちに、結構気に入っていました。

 

しかし、入り口の隙間から見えるのは壁と扉だけで、家族を感じれず寂しいと感じていたことを今でも覚えています。

 

 

時が経ち、兄が1人、また1人と家を出て行き、私も家を出ました。

 

しばらくして、実家に遊びに行きました。

子供部屋のある2階を覗くと、以前あれほど欲しがっていた部屋には物だけが住んでいました。

2階は夫婦の寝室だけしか使用していないようです。

 

普通に生活はもちろんできています。

ただ、2階建てなのに1階のリビングで洗濯物を干したり、パソコン作業をしたりするふたりを見ていると、勿体なさを感じます。

 

我が家に部屋はこんなにいらなかったようです。

 

もっと魅力的な使い方ができるのではないか。

部屋が仕切られていなかったら・・・

 

父の書斎スペースを作ったり、リビングのカーテンレールにかけていた洗濯物は2階で干せるようにしたいな。

そうすれば、リビングでもっとゆっくり過ごせそう。

 

今まで吹き抜けがあっても、光も風もほとんど通らなかったけど、自然光が床を照らす心地よい空間になりそう!

 

 

 

今後夫婦それぞれの趣味の空間を設けてもいいかもしれません。

家具で仕切れば、お互いを側に感じながら好きなことに没頭できるでしょう。

 

よし!リフォームだ!と言いたいですが、すごくお金がかかります。

まず、壁を無くして大丈夫な家とは限りませんよね。

残念ながら我が家は耐震的に難しいでしょう。

 

だからこれから家づくりを考えている方には、後悔しない家づくりを計画していただきたいです。

 

間取りは大事です。
個々に部屋が欲しいと思う方は多いと思います。
しかし、家族のライフスタイルは徐々に変わります。
どんな間取りが正解かは、暮らしてから分かるのではないでしょうか。
そのとき対応できる家にすることがとても重要です。

 

エフ・ベースは余白のある家をご提案します。

「木造ドミノ工法」を採用しているので、室内に必要な柱は大黒柱1〜2本のみとなり、将来の家族構成の変化に応じて、間仕切り壁の撤去・増設が容易にできます。

つまり、家族の人数やお子様の成長に合わせて、住まいの間取りを自由に変化させることができ、ライフスタイルの変化に柔軟に対応することが可能になります。

 

新築時は余計な壁まで作りがちです。シンプルにいきましょう。

つくったものを減らすより、増やすほうがコストも抑えられます。

 

暮らしに合わせて、自分色に家を変えていくことを楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

子供部屋を考える際には、是非、将来にまで思いを巡らせながら、悔いのない家づくりをしてくださいね。

 

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家づくりをきっかけに“暮らし”を育てる新たな歓びを体感していただきたいです!

掛川市で注文住宅の木の家ならエフ・ベース
有限会社 エフ・ベース