配線の隠れ場所
電化製品や照明などにコンセント・スイッチは必要不可欠です。
では屋内配線はどのような経路で照明やスイッチ、コンセントまで配線されているのかを御存じでしょうか?
電気の源、分電盤はどのご家庭に行っても目にするかと思います。
もちろん分電盤そのものから電流が出ているわけではありません。
それぞれのお宅の近くの電柱から電線が伸びていて、
その電線から、または電柱から直接建物本体に電線を取り付けます。
続いてそこから、電力メーターという電力会社さんが検査するボックスに配線されてから
やっと分電盤まで配線はたどり着くのです。
電柱から分電盤まで行くのも、これだけ長い経路で配線されているのです。
各工務店や住宅メーカーによって様々ですが、一般的に屋内配線は天井裏や床下を通って壁内に入り、コンセントやスイッチまで配線されています。
そこでこのような問題に直面するのです。
梁と天井との隙間に配線が通すことができない問題。
梁に穴を開けても良いとしている住宅会社さんもいますが、エフ・ベースでは違う方法で配線をしています。
エフ・ベースの家づくりでは 「配線長押(はいせんなげし)」 を採用しています。
配線長押とは、梁下にある木の板で隠してある配線スペースのことを言います。
前板があるため、配線長押の中に照明を入れ込み間接照明としても役割を果たします。
配線長押を採用している理由は他にもあります。
リフォームをする際に、配線が長押に納められているため、壁の増設や移設を配線を気にせず工事ができます。
メンテナンスも容易にできるのでとても便利です。
このように、配線一つとってもいろいろな工夫があり、方法があります。
皆さんも一度、ご自宅の配線はどのように隠されているのか考えてみてください。