「断熱をする」ということ。
前回のスタッフブログで、エフ・ベースの家は、必要な断熱性能などの省エネ性能が確保されている、省エネルギー対策等級が4以上ですよ!とお伝えしました。
そこで今回はこの省エネルギー対策に重要な柱となる、「断熱」のお話をします。
ところでみなさんは、夏は涼しく冬は暖かい家と、夏は暑く冬は寒い家、どちらに住みたいですか?
こんな質問をしたら、たいていの人は前者を選ぶと思います。
いや、そんなことはない!
暑い日は暑いのが身体にはいいんだ!
なんて人もなかにはいらっしゃるかもしれませんが、
地球温暖化や温室効果ガスなどの影響が叫ばれている現状においては、熱中症などの健康リスクが高くなり、
大変危険な思考です。
では、夏は涼しく冬は暖かい、いわゆる「快適な」家にするには何が重要か?というと、
「家を断熱する」ことがとても重要な要件となってきます。
「家を断熱する」とはどういうことか?
「家を断熱する」とはどういうことかというと、それは読んで字のごとく「熱」を「断」つ、ということです。
かつての住宅は、建売住宅でも、注文住宅でも、あまり断熱化がなされていませんでした。
断熱化がなされず、外気の寒さ暑さを遮断することができないので、外が暑いと家の中も暑い、外が寒いと家の中も寒いということになります。
夏、外が暑いと家の中も暑く、クーラーでガンガン冷やさなければなりません。
冬、外が寒いと家の中も寒く、暖房で部屋をガンガン暖めなければなりません。
早く暖めるために部屋のドアは閉めるでしょうから、お風呂場は凍えるような寒さです。
この家の中の急激な温度差により血圧が大きく変動することで失神や心筋梗塞、脳梗塞などの
いわゆる「ヒートショック」を起こし、とくに高齢者は、場合によっては命を落とす事態にもなりかねません。
ちなみにこのヒートショックと思われる症状で命を落とす人数は、1年間に全国で19,000人にものぼります。
【「厚生労働科学研究費補助金 入浴関連事故の実態把握及び予防対策に関する研究平成25年度 総括・分担研究報告書」による】
この数は、全日本交通安全協会が発表している、交通事故の年間死亡者数の約4倍にあたる数字であり、
大変多くの被害が出ていることが分かります。
「家を断熱する」とどうなるか?
では「家を断熱する」とどうなるでしょうか?
断熱すると、外気が遮断され、外が暑くても家の中は涼しく、外が寒くても家の中は暖かくなるので、
家の中の温度差はあまりなくなります。
すると、お風呂場でのヒートショックの発生率も格段に下がるのです。
さらに住宅の断熱化は節電や地球温暖化対策にもつながります。
家庭からの二酸化炭素発生の原因は、一番が電気です。
電気で、もっとも電気を使うのが「エアコン」で、家庭の電気使用量の全体の約1/4を占めています。
断熱がきちんとなされた住宅であれば、エアコンを酷使する必要がなくなり、
その結果、節電や二酸化炭素発生を減らし、地球温暖化の抑制につながります。
さらに節電によって、光熱費が下がるので生活費も減るのです。
「夏涼しく、冬暖かい家」
快適な住環境は誰もが望むものだと思います。
それを実現するには「住宅の断熱化」がとても重要となります。
だからこそ、エフ・ベースではこの「断熱」に対して、性能を高めることにこだわっています。
ご家族が快適な住まいでいつまでも健康的に暮らしていただくのが、我々エフ・ベースの願いです。
では具体的に「住宅の断熱化」をするにはどうしたらよいのか?
それはまた次回の私のブログでお伝えします。