マイホームの困りごと
こんにちは。エフ・ベースで事務をしている鈴木里恵です。
何度かブログで紹介していますが、私はエフ・ベースと出会う前に自宅を新築しました。
早いもので20年近く経ちます。マイホームを持てたことはとても良かったと思っているのですが、
ここ数年感じている困りごとをピックアップしてみました。
自虐ネタなので、書いていて少しブルーになりますが、これから新築やリノベーションを考えている方の参考になれば幸いです。(写真は自宅のものではありません)
トップライト(天窓)
私の家は南北に長く、北側の部屋を明るくするためにトップライトを付けました。
私が子供のころから憧れていた念願の天窓です。
寝っ転がって空が見えるなんて素敵!!と思っていました。
しかし部屋を明るく照らしてくれるのは良かったのですが、夏は暑すぎて大変です。
カーテンを付けようにも開閉式のシェードなどはきっと面倒になりそうで、日除けは付けていません。しかも、困ったことにトップライトから雨漏りするようになってしまいました。よく言われる10年目の外壁の塗り直しや屋根の点検を怠ったために起きたことだと思います。
屋根の上の作業には足場が必要なので費用がかさむと思い、少し放置していましたが、外壁を塗り替えるタイミングで天窓まわりのシーリングも塗り直していただき、無事に雨漏りが収まりました。
基本的に屋根に開口部があるとリスクが高いです。
付けた以上はきちんとメンテナンスしないといけませんね。
脱衣室暖房
北海道生まれの私にとって、静岡県の一般的な住宅で過ごす冬はとても寒くてたまりません。
北海道の住宅はとても暖かいのです。断熱性能が全然違います。
そこで、浴室はもちろん脱衣室にも暖房を付けました。
冬はそこそこ暖かく、夏は送風機能で扇風機代わりにもなるのでとても重宝しています。
しかし!! 暖房を取付けた壁際から、雨風の強い日に雨漏りするようになってしまいました。
ダクトまわりのシーリングの劣化かと思い、外壁塗り直しの際に塗り直してもらったのですが雨の侵入は収まらず、自分たちでも厚めにシーリングを塗り重ねてみました。
それでも最近の豪雨にはかないません。原因は未だ不明です。
屋根だけではなく、壁の開口部も要注意です。
エアコンから水が出てくる理由は、ドレンホースが詰まって逆流したりすることも考えられるようです。
定期的な点検は必要不可欠ですね。
今思えば、しっかりと断熱性の高い家にしていれば脱衣室暖房なんて必要ありませんでした。
エフ・ベースの住宅で脱衣室暖房の付いた家は見たことがありません。
余計なものを付けてしまったと後悔しています・・・
床暖房
私は本当に寒い家が苦手で、床暖房まで付けてしまいました。
ガス床暖にしたのですが、プロパンガス代が高くて今ではほとんど出番がありません。しかも床暖房だけで部屋が温まることはなく、その後ガスストーブを設置しました。何て無駄な出費だったのだろうと本当に後悔です。
出窓
天窓同様子供のころからの憧れで付けた出窓ですが、カーテンのサイズは難しいし、すぐ埃がたまるので飾り棚にすることもやめました。
また、雨戸を取付けられないので、台風の時は何か飛んできてガラスが割れたらどうしようと心配です。
出窓も必要なかったなーと思っています。
洗面台の上の吊戸棚
実家の脇屋ということもあり、狭い土地をいかに有効に使うか。収納は大事!と思っていたので色々な所に収納を作りました。
その中でも洗面台の上に付けた吊戸棚は無駄でした。身長の低い私には高すぎて踏み台がないと使えません。今でも空のままです。本当に無駄でした。
クローゼットの枕棚
洗面台上の収納同様、高いところの収納は本当に使い勝手が悪いです。
しかも、付けてもらった枕棚の奥行が中段と同じくらいの深さで、収納したものが取り出しにくくて困っています。通常は30㎝程の奥行だそうですが、大工さん、間違えちゃったのかな・・・
無いよりましかと思いましたが、無い方がましだったかもしれません。
以上、私が自宅で困っていることをピックアップしました。
暮らしが良くなるようにと考えたことが、逆に不便になったり困った事態になったりすることもあります。
暮らしはじめてから足りないものを足していく方が、無駄なく快適な住まいを作ることができると感じています。
図面や画像などで想像するだけではなく、実際に足を運んで目で見て確かめたり、実際に暮らしている方のお話を伺ったり、たくさん見て聞いて、満足できるマイホームを持たれる方が増えることを願っています。