収納のあれこれ

エフ・ベースの経理担当、鈴木里恵です。

今回は、私たち家族が、主人の実家の横に小さな脇屋を建てることになった時、少しの隙間も無駄なく収納に!と思い、色々と考え、学んだことをいくつかご紹介します。


スペースの無駄をなくそうとして失敗

まずは階段下収納。たいていの方が作る収納です。掃除道具を入れたり、トイレットペーパーなどのストックにもとても便利です。

私は、少しでも広い収納にしたくて奥まで縦長にし、手前にはコート掛け用にハンガーパイプを付けていただきました。当時は、なんていいアイディア!と思ったのですが・・・

現在は、コート類がぎゅうぎゅうに掛けられ、奥に入れたものが出しにくく、いったい何を収納したのかもわからなくなっています。

コートをかき分け奥を覗くと、何となくとってある紙袋や災害の度に増える防災グッズ、子供が小さいころに遊んでいたボール等々・・・

とても煩雑で整理整頓のしにくい収納になってしまいました。

スペースの無駄をなくそうと作ったつもりの収納スペースは、逆に無駄なものを増やしました。

スペースが多少無駄になっても、見えやすく整理整頓しやすい収納にすれば良かったと後悔しています。

寝具の収納はよく考えるべき

家族の人数分寝具は必要ですが、一応、来客用も2セットくらい用意しようかな。と、いつ出番が来るかわからない寝具セットをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
私の家にも、使っていない寝具があります。しかし、来客用というには忍びなく、とりあえず押入の中段になんとなく収まっています。以前、娘が帰省してきたとき、来客用?の布団を使いました。ちぐはぐな組み合わせでもなんとかなりましたが、本当の来客時にはとても使えないと実感しました。『数年に一度しか出番のない来客用寝具の収納場所こそ無駄』だと、聞いたことがあります。

よく、家を建てるときの基準で坪単価を使うことがあります。坪単価80万円の家だとして、一般的な押入は畳1畳分とすると約0.5坪。出番があるかどうかわからない寝具の置き場の為に40万円かけていることになります。(実際は単純に坪単価では計算できませんが・・・)

一年に一度両親が遊びに来たとして、その都度レンタル布団を借りたとします。

2セット借りても1万円もかかりませんが、計算しやすく、2セットで1万円とすると、40年分もレンタルでき、その都度干したり洗濯したりという手間もありません。

また、収納方法についてですが、普通の押入の場合、たいてい布団は横にして積み重ねますが、下の方の布団は出しにくいですよね。

やっぱり予備の布団はとっておきたい。となると、立てて収納できる収納袋などもあるので、きちんとわかりやすく収納しておけば、出しやすくてしまいやすい、押入の有効利用ができるのかなと思います。

作り込みすぎなくて良かった

先日、自宅で着物の整理をしていました。着物は小さく畳むとしわになってしまうので、85cm前後のたとう紙に入れて収納します。普通の洋箪笥では収まらないため、私はクローゼットや押入に分散して収納しています。現在使用している部屋の収納は、1.5畳分の壁一面収納で、半分は中段のある押入ですが、もう半分はハンガーパイプがあるだけで棚は付けていません。そこに、着物用の収納棚をつくろうと計画中です。あちこちに無駄な棚や使えない収納を作ってもらいましたが、ここは作り込みすぎなくて良かったと思っています。

可動式の家具もおすすめです。

家事動線・家族の動線を考えたおすすめ収納

乾いた洗濯物を毎日片づけるのは、フルタイムで働く私にとってなかなか骨の折れる仕事です。畳んだ後の片付けも、つい後回しにしてしまいます。

弊社のお客様で、洗面所横にファミリー用のウォークインクローゼットを作られた方がいらっしゃいます。とても良いアイディアだと思いました。畳んだ洗濯物をまとめて片づけることができ、入浴時や朝のお仕度の時に、自分の部屋まで着替えを取りに行かなくても済みます。

 

エフ・ベースは、家族の成長と共に変化できる家づくりをしています。

私が新築を建てるときにエフ・ベースと出会っていれば、もっと使い勝手の良い家になっていたことでしょう。

 

マイホームは三回目でやっと気に入るものが建つ。と言われるようですが、できれば一度目で満足のいくマイホームを手にしていただきたいと思い、いくつかの失敗例を書かせていただきました。

インターネットで調べてみたら、家を建てて後悔したこと第2位は収納についてだそうです。収納は、生活するうえでとても大切なスペースですが、同時に失敗も多いです。実際に暮らしてみないとわからないことも多いですから。

とは言え、考えすぎもよくありませんので、まずはあれもこれも盛り込まず、シンプルな家からスタートされることをおすすめします。

 

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お客様が健康で笑顔あふれる家づくりができるように、微力ながらお手伝いできたら嬉しいです。

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