現場での品質管理その3

こんにちは。工務グループの松本です。

今回は上棟後の構造躯体金物検査についてご紹介しようと思います。

エフ・ベースの家は基本的に内部の耐力壁がなく、外周部の面材と剛床だけで耐震等級3を実現しています。構造耐力については非常に大切な項目と認識していますので、一棟一棟入念に検査を行っています。

 

釘の種類と長さ、打込みの本数とピッチ、めり込み深さ、ヘリ空き寸法などを細かくチェックしています。

筋交いではなく、面材で耐力を取っているため、釘の管理が重要です。

 

許容応力度計算によって、判定された金物を決められた箇所に正確に取り付け、地震力や風力が出来る限りスムーズに基礎へ伝わるよう考えています。

 

許容応力度計算とは、小規模な建築物に用いられる構造計算の方法のことで、建築物にかかる固定荷重や積載荷重に地震力などの長期荷重、及び短期荷重を想定して応力(部材等の内部に生じる抵抗力のこと)を算出し、それぞれの部材がそこにかかる応力に耐えられるかどうかを許容応力度(限界点)と比較するというものです。

ここで耐震等級についてご紹介します。

「耐震等級1」とは数百年に一度発生する地震の地震力に対して倒壊、崩壊せず、数十年に一度発生する地震の地震力に対して損傷しない程度

「耐震等級2」とは等級1で想定される1.25倍の地震が起きても倒壊・崩壊しない

「耐震等級3」とは等級1で想定される1.5倍の地震が起きても倒壊・崩壊しない

耐震等級3が最高等級です。耐震面でも安心ですが、火災保険料(地震保険)の優遇措置が受けられるのも有利です。

 

エフ・ベースの家は70年~80年住み続けられるよう、色々な工夫を施しています。

しかしながら、どんな丈夫な家でもメンテナンス不要の住宅はありません。

大事に建てたお家をいつまでも大切に使っていくためには、定期的なチェックと診断が必要です。エフ・ベースで新築していただいたお家は定期点検として、半年・1年・2年・5年・10年と無料で点検に伺っています。その他は有料にはなりますが、毎年点検サービスも行っておりますので、ご希望の方はお気軽にお問合せくださいませ。

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