玄関アプローチ
玄関はもちろん、その玄関へとつづくアプローチも、住まいを印象づけるのでとても重要です。
玄関アプローチとは、道路から玄関に入るまでの通路、導線のことです。
玄関の位置が大切なのですが、色々の事な考慮していきます。
・道路との距離
アプローチが短く、道路からの距離が近いと玄関から出ていきなり道路になってしまいます、子供が玄関から飛び出し危ない事とがあります。
玄関を道路に対して正面にせず、角度をつけて対処するのも良いかもしれません。
・玄関が風を受けるのか
風が強い地域の場合、玄関が片開き戸だと危ない場合もあります。
玄関前に壁や塀を設けたり、片引き戸にするのも検討した方が良いかもしれません。
・玄関が道路から見える位置なのか
道路から玄関までの距離があるかどうかによってかわりますが、玄関ドアを開けると、室内が見えてしまう場合があります。
防犯などを考慮すると、壁や塀を設けたり、樹木を設けることによって、目隠し替わりになります。
・敷地の高低差、階段やスロープなど
階段を設けたり、スロープを設けて高低差を解消していきます。
・駐車場の位置
車を何処に駐めるかは大切です。
なるべくなら、普段は車を避けながらアプローチしないようにしたいですね。
・植栽を感じるようになど
玄関アプローチに樹木があると植物によっては、花が咲いたりすることで、季節を感じる事ができます。
▲雑木の玄関アプローチです。
駐車場の一台部分のみ斜めに車を駐車することにより、道路入口部分に三角形の植栽が出来る部分ができました。
手前と奥に植栽をする事により奥行きができ、敷地の高低差を石の階段で解消し、敢えて、曲がりながら雑木の中を通るように計画しています。
曲がる事により、アプローチに長さができ、玄関を見えにくくし、アプローチの奥行き感を作り、土壁を設置する事により、リビングの窓に外からの視線が行かない工夫をしています。
木製のフェンスを建て、庭にプライベート感をつくり、廻りこむように玄関アプローチにしています。
玄関アプローチ部分に樹木を設置しリビングを見えにくくしています。
お客様自身で、アプローチの床部分にコンクリートの平板を設置しました、地面にグランドカバーのディコンドラを植栽したので、成長していくのが楽しみです。