現場での品質管理その4
こんにちは。工務グループの松本です。
今回は防水検査のことについてご紹介しようと思います。
大切な住まいを守り、いつまでも快適に過ごすためには、屋根や外壁、サッシ廻り、貫通部分から水の浸入を防ぐことがとても大切です。雨漏りは、住まいの寿命を著しく縮めますので、仕上げ工事に入る前に十分に確認しておく必要があります。
屋根の防水
当たり前ですが、台風でもない限り雨は上から下へ流れます。ですので、防水シートは下から張りはじめ、上のシートをかぶせるように張っていきます。ここで大切なのは重なりしろです。雨は台風など風が強いときは、下から吹き上げて重なりしろを乗り越えてきます。十分な重なりしろが大切です。
外壁の防水
外壁も同様に重なりしろが大切ですが、軒天との取り合い、下屋との取り合いなど材料と材料がぶつかる箇所にはピンホールができやすいので細心の注意が必要です。ちょっとした防水層の切れ目だったり、重ね方の順番を間違えると後に大改修にもなりかねません。
サッシ廻りの防水
サッシ廻りで雨漏りのリスクを減らすためには、防水テープと防水シートのしっかりとした張り合わせが重要です。シワにならないようにシートを伸ばし、剥がれや浮きがないように密着させます。多くは窓台部分の防水層が切れて、雨が侵入するケースが多いので、エフ・ベースでは角コーナー一体型の防水部材を採用しています。
設備配管等 貫通部分の防水
換気扇のダクトや電気の配線、エアコンの配管など、外壁で設備配管の貫通する部分はいくつもあげられます。これらの設備配管・配線は防水シート貫通部分で防水テープ等を用いた防水処理が必要です。防水テープの貼り方の基本は、配管廻りに隙間をつくらない、防水シートと防水テープをしっかり密着させる、水を受けないように下から上にテープを貼り重ねることです。
エフ・ベースの家は70年~80年住み続けられるよう、色々な工夫を施しています。
しかしながら、どんな丈夫な家でもメンテナンス不要の住宅はありません。
大事に建てたお家をいつまでも大切に使っていくためには、定期的なチェックと診断が必要です。エフ・ベースで新築していただいたお家は定期点検として、半年・1年・2年・5年・10年と無料で点検に伺っています。その他は有料にはなりますが、毎年点検サービスも行っておりますので、ご希望の方はお気軽にお問合せくださいませ。