現場での品質管理
こんにちは。工務グループの松本です。
今回は現場での品質管理についてエフ・ベースがどのように取り組んでいるかご紹介します。
木造在来工法の住宅の場合、ほとんどの工程は現場の職人さん達の手作業で成り立っています。
個人差があってはいけないので、基準になる施工要領書を示し、その通りに施工されているか?
管理していかないと品質の担保が難しい場合が多いのです。
標準施工手引書
着工から竣工まで、数百ある工程の中から、ポイントになる工程を7つに分けて手引書としています。
基礎工事、土台工事、軸組工事、造作工事、防水通気工事、断熱工事、設備衛生工事です。
主に完成してしまうと隠れてしまう部分にフォーカスして、作業者に理解してもらい施工を進めています。
今回は基礎工事の一部をご紹介します。
砕石の転圧方法や防湿シートの施工方法などを細かく示しています。
この他にも鉄筋がどのくらいコンクリートで保護されているか(かぶり厚さ)、鉄筋同士がどのくらい一体化されているか(定着・継手長さ)、基礎貫通部分と開口部分の補強方法などがあり、全部で81項目のチェックをしています。
監査項目
エフ・ベースでは、第三者機関に委託して、標準手引書通りに施工されているか?のチェックを10回に分けて実施しています。
基礎配筋検査、基礎出来形検査、土台据付検査、屋根ルーフィング検査、構造金物検査、外壁防水シート通気検査、
断熱気密検査、内部造作プラスターボード検査、外装仕上検査、建物完成検査です。
もし不備があれば、次の工程に進めないよう是正写真の提出が義務づけられているので安心です。
こちらも基礎の配筋検査と出来形検査での一コマです。
テープを使用して対角寸法を確認しています。
基礎工事は、更地のまったく何もない状態から位置と高さを出しています。ミスをすれば取り返しのつかない工程になるので、慎重に進めていきます。
こうして厳しい検査を2回受け、基礎工事は完了し、次工程の木工事に進んでいきます。
メンテナンスについて
どんな丈夫な家でもメンテナンス不要の住宅はありません。
大事に建てたお家をいつまでも大切に使っていくためには、定期的なチェックと診断が必要です。エフ・ベースで新築していただいたお家は定期点検として、半年・1年・2年・5年・10年と無料で点検に伺っています。その他は有料にはなりますが、毎年点検サービスも行っておりますので、ご希望の方はお気軽にお問合せくださいませ。
次回は、次工程での監査項目と施工方法について、私のブログでレポートしたいと思います。お楽しみに!