欠かせない住宅設備ートイレー

住宅に欠かせないものはいくつもありますが、トイレもそのひとつです。

今回は、“トイレ”についていくつかお話をしようと思います。

なお、最近は、学校でも洋式トイレが主流との事なので、和式トイレのお話は省かせていただきます。

 

 

 

ちょっと面倒なトイレ掃除

 

一般的な、二世代、三世代で生活する一戸建ての住宅では、トイレが二つというのは今や当たり前で、特に家族全員が起きだす朝は、トイレが二つでも足りないことがよくあります。

二つあって助かった~と思うことも多いのですが、反対に、お掃除が面倒だな~と思うことも少なくありません。マンションやアパートなら1ヶ所で済むのに、2ヶ所もお掃除しないといけないなんて。と、ちょっとお掃除をさぼりがちになる二階のおトイレ・・・

 

LIXIL サティスSに「フチレス形状」を搭載し、6月3日に発売|北海道住宅通信|新聞・ニュース

 

しかし!

最近の便器は、とてもお掃除が楽になりました。

便器そのものの形も昔とは変わっていて、タンクレスやタンクと便器の一体型も増えています。凹凸が少ないデザインで、随分お掃除がし易くなったと思います。

汚れが付きにくいように洗浄時の水流が強力なもの、便器の素材自体が防汚素材のもの、お掃除がし易いようにフチがないデザインや便器がリフトアップやスライドするものなど、各メーカーも色々と便利な機能を打ち出しています。一度設置したら不具合がない限り何年も使うものですから、お掃除がし易くて清潔さを保てるものが良いですね。

これも欠かせない!“温水洗浄便座”

日本家庭の必需品、温水洗浄便座の普及率は80%超え : 耐久消費財普及率調査 | nippon.com

“温水洗浄便座”も、当たり前のように設置する方が多いと思います。1980年に発売されたTOTOの“ウォシュレット®”や、LIXIL(旧INAX)の“シャワートイレ”などが広く知られ、一般世帯での普及率は80%を超えているそうです。公共の場でもよく見かけます。

(ちなみに“ウォシュレット®”や“シャワートイレ”は、TOTOやLIXILの登録商標ですのでご注意を。)

また、トイレの一部ではありますが、実はこれ電化製品で、パナソニックや東芝などの家電メーカーからも発売されています。電化製品なので寿命は7~10年とのことです。

寿命は使用頻度や使用方法にもよるかと思いますが、一般家庭の我が家では、1階のものは10年ほどで故障し、2階のものはいまでも現役で頑張ってくれています。ちなみに設置後15年は経っています。

トイレが二つ設置してあって良かったことの一つですが、片方が故障しても、もう一方が無事であれば、急いで修理しなくてもなんとかなります。

と言いながら数年・・・

今回の年末年始は自宅でのんびり過ごす予定なので、自分達で便座のお取替えチャレンジをしてみようかと、検討中です。

トイレの手洗い器

 

トイレの手洗い器は大きく分けて二つあります。“トイレ一体型”と“独立型”です。

それぞれにメリットデメリットがありますので、トイレの広さや家族構成などを考慮して決めることをお勧めします。

★トイレ一体型手洗い器

トイレの後ろにあるタンクの上に手洗い器が付いているタイプです。

構造上、吐水口が高い位置になるので手を洗う時の水はねが気になる場合がありますが、最近では、手洗いボウルを深型にするなどの工夫で水はねしにくくなったものが出ています。

ただし、トイレの後ろに付いているので手を伸ばさないと届きません。小さなお子さんやご年配の方にはちょっと使いにくいかもしれませんね。メリットとしては、スペースを取らないので、狭いトイレや、空間を広く使いたい方に向いています。

 

★独立型手洗い器

タンクレスのトイレには、独立手洗い器があると便利です。独立手洗い器にもいろいろなタイプがあります。

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壁に設置する“ブラケットタイプ”(写真左)、カウンターに手洗いボウルを埋め込むタイプ、手洗い器をカウンターに据え置く“ベッセル式”(写真右)などがあります。

素材も様々で、陶器製、樹脂製、金属製などがあります。水栓金具や、手洗いボウルのデザイン、大きさなども色々なものが出ているので、トイレに合せてお好みで選ぶと良いでしょう。

感染症予防で、石鹸を使って手洗いできるのも、独立型手洗い器のメリットかもしれません。センサーが付いた自動水栓もあるので、節水にもなりますね。

使い勝手のよさそうな独立型手洗い器ですが、デメリットとしては、トイレ空間が狭くなってしまうことでしょうか。無理のないサイズのものを設置することをお勧めします。

 

このように、家の中でもとりわけ小さな空間のトイレですが、一日に何度も使う場所です。

将来の事を考え、手摺を付けたり、車イスでも入れるような広さを確保したり、考え出すときりがありません。

小さな空間である分、リフォームもそう大変ではないので、まずは、トイレは鬼門に配置しない。など、マイナスのイメージだけで考えるのではなく(もちろんそれらは大切ですが)落ち着いて快適に過ごせる一つの空間として少しだけお気に入りを取り入れてみると、ちょっと面倒なお掃除も楽しくなるような気がします。

 

本年も、残りわずかとなりました。2020年は本当に大変な一年でしたね。悪いことや嫌なことは水に流して、2021年は、皆様にとって素敵な一年となりますようお祈りいたします。

 

本年のブログは今回が最後です。ご覧いただいた皆様ありがとうございました。

また来年もよろしくお願いいたします。

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