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建築実例
ご主人の実家の隣に建っていた築29年の平屋を、これまで3度に渡ってエフ・ベースでリノベーションしてきた3人家族のIさん。
2021年に3 度目のリノベーションをした際、敷地の図面に描いてもらった小さな小屋があり、2年が経ち、温存してきたその思いを実現したのが、この離れ小屋だそう。
当初は、自転車置き場も兼ねた半外の小屋を検討していたが、天候や季節を気にせず、家族で使える小部屋をイメージしてエフ・ベースに相談したそうだ。
完成した離れは4畳半弱というコンパクトなサイズ。 窓の位置やサイズ感など基本的な部分はIさん自ら熟考して決めてエフ・ベースに図面を依頼したとのことで、その控えめな佇まいが周囲とよく馴染んでいる。
「なるべく小さくしたかったんです。こじんまりしている方が落ち着くので。一人で過ごしてもちょうどいいし、ハンモックや椅子も置いてあって2、3人でも気持ちよく過ごせます。この間は、隣の両親を呼んで5人で娘の誕生日会をやりました。いい感じでしたよ」と、住宅建築の本を読み込みながら心地良い空間を追求してきたIさんの言葉からは、自宅のリノベーションで経験を重ねてきたこだわりが感じられる。
「この小屋が出来てから、休日は妻が本を読んだりお茶を飲んだりするのに使っていて、娘も友達と遊んだり、一緒に宿題をやったりしています。子ども達だけで過ごせる場所ができたのが新鮮なようです。私は、仕事から帰ってきた後、以前だったら映画や音楽は、家族が寝静まるのを待ってから楽しんでいたんですが、今はここでいつでも周りを気にせずに楽しめるようになりました。
そんな風に、家族それぞれが時間をずらして自由な時間を楽しんでいます。あとは、例えば休日に娘が離れを使っていると、僕は母屋の自室で音楽を聞けるというように、母屋の方も自由に使いやすくなったことは想定してなかった嬉しい点ですね」とご主人は満足げ。
ご主人にとっては、娘さんも中学生になり、家族が思い思いの時間を過ごすことが増えた現在、この離れでゆったりと好きなことをして過ごすことで、気持ちがリフレッシュできるようになったことが嬉しいという。
こうした気持ちのゆとりが生まれる居場所と時間を持つことが、「DWELLNESS」にとって大切なことなのかもしれない。
最後にご主人に今後やりたいことを伺うと、「庭に出ることが増えたのでコンテナファーム(木で周りを囲った家庭菜園)に挑戦したいですね」とのこと。
これからは庭に出て身体を動かす時間も増えそうだ。
I邸の母家のリノベーション実例