掛川の街を盛り上げる人たち

No.5 前田 良太さん(ビバリー代表)

「掛川の街を元気にしたい!」・・・・この目標をエフ・ベースとともに目指す地域の“仲間たち” を紹介させていただく「掛川の街を盛り上げる人たち」

第5回目は、掛川市でクラシックカーのシート張り替えなど、マニアックなオートインテリア全般を手がけるビバリーの前田さんをご紹介します。

———前田さんはアメリカで車の内装仕事の修行をしてきたと聞きましたが、その経緯を教えてください。

26 歳の時に、夢だったこの仕事の修行のために、トランク1つ持ってアメリカ中の車が集まる場所と言われているロスに向かいました。

渡航費用は、一生乗るつもりだったインパラっていう名車を売って作りましたね。

——— ロスに行ってからはどんな感じでしたか?

最初はホームステイして英会話学校を2つ掛け持ちで通いながら内装を学べる専門店を探しました。

そしたらたまたま個人売買を通して知り合った日本人の社長さんが、ビバリーヒルズの端にあるオートセンター(車の複合施設)を紹介してくれたんです。

そこで「内装の経験はあるのか?」って聞かれたんで、その時は全く未経験だったんですけど「はい」って答えたら、その施設の一角のテナントにいきなり出店できることになりました(笑)。

でもミシンの使い方も何も知らないので、本屋で専門書を買って、電子辞書で必死に解読しながら一つ一つ試行錯誤するしかない(笑)。

そうして何とかやってたんですけど、仲良くなったメキシカンの内装資材店でカリフォルニアに内装の学校があると聞いてそこに通い出しました。

その頃は自分の店の家賃が高くて、それを払うために夜は飲食のバイトをやっている状態。

早く卒業していい内装屋に就職したくて必死で、自分の店でやっている仕事の写真を見せて先生に「早く卒業したい」って直談判したら、「全部できてるから卒業していいよ」って(笑)。

それで卒業証書をもって内装屋を回ったんですけどなかなか採用してもらえず、最終的には自分が住んでいた家のガレージで開業しました。

アメリカは良いものは長く使う文化が根付いているので内装屋も多くて、競争はかなり激しかったです。
向こうに8年いましたけど1年が10年に感じるくらいの密度でやっていました。

——— 日本に帰ってきてからはどうでしたか?

実家の農業用倉庫を改装して、アメリカ時代の最初の店がビバリーヒルズだったので「ビバリー」という店名で開業し、今に至ってます。車好きの方が口コミで来てくれることが多いです。

「横浜カスタムホットロッドショー」や「TVW」などのイベントで自分が内装をやった車が出展されることもありますよ。

浜松に今は引退されたこの世界の大御所の方がいて、その方がこの店にいきなり来たことがあって、自分の仕事を認めてくれて道具や材料を譲ってくれた時はすごく嬉しかったですね。

——— 今、車好きのための宿泊施設をつくっているとか。

エフ・ベースさんの「上内田BASE」のすぐ近くに、愛車と泊まれるグランピング施設を2024年春に開業予定です。

愛車と手ぶらで来てもらえれば、ビンテージのトレーラーハウスに宿泊して自然の中でBBQや露天風呂が楽しめますよ。

詳しくはインスタグラムでチェックお願いします!

BEVERLY
〒436-0012 静岡県掛川市上内田2357-1
Tel: 090-6807-2661
WEB: https://beverly-lacustomup.com/

ビバリーのインスタグラム➡️ ryotausa1
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